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日本一美しい やいまの星空 無人島カヤマ島七夕星まつり

満天に輝く星々。天の川もくっきり見えた=7日午後10時ごろ、展望台

満天に輝く星々。天の川もくっきり見えた=7日午後10時ごろ、展望台

50人ツアー参加 「天の川に感動」

 第7回無人島カヤマ島七夕星まつり(主催・同実行委員会、旅行主催・三和トラベル)が7日、嘉弥真島で行われ、「今年も、やいまの星空が美しく見える季節となりました」と2024年の星開きを宣言した。1泊2日のキャンプツアーには一般客と旅行会社の担当者ら約50人が参加し、星空の美しさに魅せられた。(10日付3面で写真特集)

 まつりは午後5時半から小浜島の神司5人が安全を祈願した後、実行委員長の親盛一功美ら花グループ代表取締役社長が「暗くなるとほんとに星がきれい。一生の思い出として残れば幸い」とあいさつ。

 ミュージシャンの石垣喜幸さんが星開き宣言を行い、「ここ、やいまの島々では日本一美しい星空が、日本一たくさんの星が見られます。今年も、やいまの星空が美しく見える季節となりました。この美しい星空に天の川や流れ星に愛を願いましょう」と呼びかけた。

 ベリーダンス、ライブ、ファイヤーパフォーマンスのショータイムを楽しんだ後、午後8時すぎから星空解説が行われた。

 星空案内人の宮地竹史さんは講師を務め、「ギリシャ神話だけでなく島の呼び名も覚えてほしい」と呼びかけた。さそり座で最も明るい恒星アンタレスを一例に挙げ、「波照間島ではびたこりぶし(酔っぱらい星)と呼ばれている」と説明した。この後、360度見渡せる島中央の展望台に移動し、満天の星を観望した。

 ツアー客らは7日正午ごろまでに小浜島を経由して入島。まつりを前にオプションでシュノーケリング、海水浴、釣り、自然観察なども行った。

 参加者のうち、ことし4月に関西から那覇市に転勤し、初めて嘉弥真島を訪れた中島健史さん(52)は「電気や水道がない昔の生活を体験することができた。仕事のことも忘れてゆったりする時間ができ、リフレッシュできた。天の川には感動し、ヤシガニも初めて見た」と満足そう。妻の千鶴子さんも「日常生活とは違い、大自然の中で過ごすことができた。夜も素晴らしかった」と話した。

 

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