八重山諸島のニュース・石垣島・竹富島・西表島・新城島・小浜島・鳩間島・黒島・波照間島・与那国島

エントリー

沖縄-to-与論30km海峡縦断ダウンウインドレース SUP

「沖縄―to―与論30km海峡縦断ダウンウインドレース」で女子1位になった西表中3年の水谷凛香さん(KANAKA沖縄O2Y実行委員会提供)

「沖縄―to―与論30km海峡縦断ダウンウインドレース」で女子1位になった西表中3年の水谷凛香さん(KANAKA沖縄O2Y実行委員会提供)

水谷さん(西表中3年)女子1位 最年少参加、総合11位

 国頭村辺戸岬沖をスタート地点に与論島までSUPでタイムを競う「沖縄―to―与論30km海峡縦断ダウンウインドレース」(KANAKA沖縄O2Y実行委員会主催)が6月30日、行われ、西表中学校3年の水谷凛香さん(Team KANAKA)が、見事女子1位の成績を収めた。参加者は予選会を通過した19人で、水谷さんは最年少参加。総合では11位。女性選手は水谷さんと南アフリカから来沖したChiara Vorsterさん(17)だけだった。

 大会は、風速15㍍、波高2㍍近いベストコンディションで行われた。水谷さんは、3年前の初開催時に、小学校6年(11)で出場し、2度目のチャレンジ。大会に向けて放課後や休日にカーチバイ吹きつける西表島の沖で、父が船で伴走し、練習を重ねてきた。

 水谷さんは、「スタートしてから10㌔は与論島が見えず、漕いでも進まない感覚が続き、30㌔は想像以上に長く感じた。最後の3㌔は水が切れて、腕も上がらず、気力で乗り切った」と感想。「海鳥や魚の群れに出会うことも、サップで外洋を漕ぐことの楽しみ」と笑顔を見せ、「漕ぐ力はどの選手よりも劣るけど、風波やうねりにうまく乗り継ぐことができた。最年少と呼ばれるのは、今年で終わり。来年は世界の強豪を迎え撃てるように頑張りたい」と、少し大人びた表情で未来を見据えていた。

(曽根田容子西部通信員)

  • タグ: SUPレース
  • ※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社八重山毎日新聞は一切の責任を負いません。

    ページ移動

    キーワード検索フォーム