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20年ぶりに刷新された新紙幣が3日、発行された…

 20年ぶりに刷新された新紙幣が3日、発行された。ニュースでは、早朝から新紙幣を求め、日銀前にならぶ人たちの姿も報じられ、注目の高さがうかがえる▼今回、発行された新紙幣は、1万円、5千円、千円の3種類。1万円札には近代日本を代表する実業家の渋沢栄一、5千円札には現在の津田塾大学創立者の津田梅子、千円札にはペスト菌を発見した細菌学者の北里柴三郎の肖像画が描かれている▼また、額面表示が従来の漢数字から洋数字へと変更され、世界で初めて紙幣に採用された「3次元(3D)ホログラム」など、最新の偽造防止技術が施されているという▼新紙幣は、午前8時に日銀から発送され、各金融機関で両替などの取り扱いが開始された。だが、輸送面の問題で八重山の金融機関での取り扱いは、10日からとなるようだ▼今回の紙幣刷新で改修が必要となるのが両替機や自動販売機、券売機などの機器。更新費用はすべてが所有者負担となるだけに、民間には頭の痛い問題。すべてが新紙幣対応へと切り替わるのはまだ先となりそうだ▼今後の電子決済の進展を受け、20年ごとに行われてきた紙幣刷新は今回が最後との見方を示す専門家もいる。これから長く使うことになる新紙幣だが、旧紙幣から何が進化したのか比べてみたいものだ。(下野宏一)

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