「生き物捨てない」
伊原間中 外来生物について出前授業
伊原間中学校の1年生9人による外来種出前授業が28日午後、伊野田小学校で行われ、同小学校5、6年生の前でこれまで学んできた外来種の学習の成果を発表するとともに全員で校内に潜む外来種生物を探した。
外来種活動は毎年、伊原間中の1年生が取り組んでいるもので、ツアーふくみみの大堀健司さんと大堀則子さんが講師を務める。最終回となる第5回では、これまでの学習の成果をまとめて発表し、クイズやゲームを交えながら石垣島に生息する外来生物について小学生らに分かりやすく伝えた。
発表では、石垣島に生息する外来種、特定外来生物を写真と一緒に紹介。「外来種を増やさないためにも他の場所に持ち出さないようにしましょう」「生き物を簡単に捨てない。責任を持って世話することを忘れないでほしい」と呼び掛けた。
この後、2グループに分かれて校庭内に生息する外来生物を探した。体育館付近では「センダングサ」を発見。校内にある池では在来種の「オタマジャクシ」「ヤゴ」を見つけた。
出前授業を終えて、伊原間中の中村たねさん(1年)は「外来種について詳しく調べることができた。校内が整備されている伊野田小には外来生物が少なかったので、校庭をきれいにすることが対策になるのかもしれないと思った」と感想を述べた。
伊野田小の滝サワディさん(5年)は「発表を聞いて、身近にも外来種がいることに気づいた」と感謝した。
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