浦添さん、初の菊章受章
- 2024年06月27日
- 地域・教育
ボーイスカウト石垣第1団所属の浦添昴さん(石垣第二中3年)がボーイスカウト最高位の菊スカウト章(菊章)を受章した。1955年のボーイスカウト県連盟発足以来、石垣の団では初めて。浦添さんは26日午後、石垣市役所に中山義隆市長を訪ね、「次の世代につなげられるよう日々まい進して活動したい」と決意を語った。
菊章はボーイスカウト(中学生年代)の5段階ある進級課程の最高位。連盟の指定する科目を修了し、他のスカウトの良き模範として責任ある行動と指導ができると認められた者が取得できる。
浦添さんは昨年夏に1級を取得してから、菊章取得を目指し精力的に活動。上級班長として計画実践や班員の指導を行ったほか、▽キャンプの実施▽ビーチクリーンなどの奉仕活動▽6つ以上の技能章取得―など13の進級科目を全てクリアした。最後は県連盟理事長らとの面接に合格、5月に菊章のバッジが贈られた。
浦添さんは隊長らの指導や家族の支えに感謝し、「前例がない分報告書作成などが大変だったが、自分なりにチャレンジしていい体験ができた。ボーイスカウトが大好きなので楽しんで取り組めた」と受章を喜んだ。
次の目標はベンチャースカウト(高校生年代)の最高位・富士章取得と、2026年に広島で開催される日本スカウトジャンボリーとポーランドで27年開催の世界大会に石垣第1団で参加すること。「世界中に友達ができ、日本や石垣島の仲間とともにいろいろな活動ができるのがスカウトの魅力。いい思い出もできる」と意欲を語った。
同団によると、菊スカウト章は取得が困難であることからエリートとされ、県によっては菊章取得者は毎年3~5%の場合もあるという。
田口貴子副団委員長は「前向きで後輩の指導もできる立派なスカウト」と評価、中山市長も「リーダーが出てくるのは後進の励みにもなる。これからも頑張って」と激励した。
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