新城 最後の五輪へ決意
- 2024年06月26日
- スポーツ
パリ五輪自転車競技ロードレース男子の日本代表に選ばれた石垣市登野城出身の新城幸也(39)=バーレーン・ヴィクトリアス=は25日午前、市役所を訪れ、中山義隆市長ら関係者へ代表決定を報告した。ロンドン、リオデジャネイロ、東京に続き4大会連続出場となる新城は「今回が最後の五輪となる。いい結果を出して石垣島の子どもたちにメダルを見せられたら。勝つ可能性を導き出したい」と意気込みを語った。
新城は昨年6月に開催されたアジア選手権で3位入賞を果たし、日本男子の五輪出場枠1枠を確保。その後の代表選考期間ではワールドツアーなどで活躍し、日本人最多のUCIポイントを獲得。4大会連続となる代表の座を勝ち取った。
2003年、当時18歳で渡仏した新城にとってフランスは「第二の故郷」のような場所。「自転車を始めるために最初に降り立ったのがパリだった。(前回の)東京も思い入れはあるが、ことしはなおいっそう気合が入る」と開催を心待ちにした。
初出場したロンドン五輪は48位、リオ五輪は27位、東京五輪は35位の成績を残している。「今まではトップ10に入れていない。年齢や(自分の)力具合も分かっているが、それでもロードはだれが勝つかは分からない。(勝率は)何%か分からないが可能性を導き出したい」と力を込めた。
23日に出場した全日本選手権ロードレースでは落車し、擦過傷や打撲などを負ったが骨折などはなく、「本番に影響はない」という。「まずは8月に向けてしっかり調整して、石垣の皆さんにいい報告ができるように頑張りたい。石垣島の子どもたちにも毎日こつこつ努力すれば夢がかなう、できることはたくさんあるということをメッセージとして発信していけたら」と決意を語った。
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