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戦没者に平和の誓い

平和の詩を朗読する児童ら=20日午前、市内平得

平和の詩を朗読する児童ら=20日午前、市内平得

川原小 「暁之塔」で慰霊集会

 6月23日の「慰霊の日」を前に、川原小学校(西島本貴子校長・31人)は20日午前、第28師団第三野戦病院本部跡地に建てられた「暁之塔」を清掃し、慰霊集会を行った。

 第28師団は戦時中、川原小学校の前身の大浜国民学校開南分教場の校舎を使って野戦病院の本部とした。戦後、暁の塔が建立され、将兵や准看護師として臨時招集された八重山高等女学校の学生など11人を慰霊している。

 慰霊集会では児童会の山田麻里子さん(6年)が「戦争を経験した人の思いを受け継ぎ、心を込めて会に参加しましょう」とあいさつし、全員で黙とう。児童会の二人が献花と折り鶴の奉納を行い、全員で「平和の詩」の朗読を行った。 西島本校長は「いずれ大人になる皆さんは、平和な世の中をつくっていく責任がある。身の回りの小さな平和をつくるために、『困ったら助け合う』を実践し、大きな平和につなげてほしい」と呼び掛けた。

 山田将生さん(3年)は「戦争はやらない方がいいという気持ちで取り組んだ。みんなを手助けして平和につなげたい」、大嶺愛菜さん(6年)は「みんなが笑顔でいれるように平和の願いを込めた」とそれぞれ話した。

 

  • タグ: 慰霊の日石垣市川原小学校
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