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石垣市爬龍船競漕大会はもともと「登野城…

 石垣市爬龍船競漕大会はもともと「登野城」「石垣」「新川」の字対抗で行われ、1965年から「東」「中」「西」の組編成になった▼さらに1997年からは、後継者不足を理由に西組が中組(1、2組)に加わって中西合同の1チームとなり、東組はもともとあった東1組、東2組が単独で出場するようになった▼97年以前は張り合っていたと思うが、西と中が合流して以降、バランスが崩れた。昨年まで24回の大会で総合優勝は中西合同16回、東2組5回、東1組3回。2008年からコロナによる中止をはさんで中西合同が13連覇を記録していた。東1組は07年から、東2組は01年から、それぞれ総合Vから遠ざかっていた▼かつて東の二つの組は一つのチームで「御願」「転覆」「上がり」の3レースを戦えばよかったが、西中がいっしょになってからはそれぞれの組で3レースへ出場している▼こぎ手は10人なので30人を確保しなければならない。このため2回こぐ人もいる。これではバテて勝負どころではなく、3レースのいずれかに注力するしかない。こうした事情もあった▼ところが今年は、こうした不利性を克服した。戦略、戦術、練習。狙っていたという転覆と上がりを制した東1組に17年ぶりの栄冠。来年がまたおもしろくなる。(比嘉盛友)

 

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