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税通知書に一部誤記載 石垣市

市民税・県民税・森林環境税通知書のサンプル。①の額は下段の「所得控除合計」に記載されるべきだった。②の「老年経過措置控除」は記載する必要のないものだった

市民税・県民税・森林環境税通知書のサンプル。①の額は下段の「所得控除合計」に記載されるべきだった。②の「老年経過措置控除」は記載する必要のないものだった

額には誤りなし

 石垣市は13日、納税課が1日付で発送した2024年度市民税・県民税・森林環境税通知書に一部誤記載があったと発表し、「対象の皆さまにご迷惑をおかけしたことを深くおわび申し上げる」と陳謝した。通知書2㌻目の税額計算内訳書に2点の記載ミスがあったことが判明したが、税額に誤りはない。

 記載誤りは①「所得控除合計」の右側に額が計上されるべきところを1段上に記載した②課税標準額の欄に記載されるべきではない「老年経過措置控除」を表示し、「市民税」「県民税」のいずれかの欄に「1000円」を記載したこと。計1万1511件に発送した。

 同課によると、税制改正に伴うシステム改修時にシステム委託業者が誤ったプログラム設定をしたことが原因。同課も見落としていた。同課は、正しく印字された内訳書をわび文とともに送付する。「今後は税制改正のシステム改修時におけるチェックを、システム委託業者に任せず、市として徹底していく」としている。

 同課では5月にも固定資産税の督促状を納税者25人への誤発送が判明したばかり。棚原長武総務部長は「職員の意識改革を含めチェック体制のあり方を全庁で検討していく」と述べた。

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