価格回復も低迷続く
- 2024年06月13日
- 地域・教育
八重山家畜市場6月セリ
JAおきなわの八重山家畜市場で6月セリが開催された。11、12日の2日間で667頭が取引され、平均価格は47万1097円と前回よりは5万5159円値上がりしたものの前年同月比では4万784円安に終わった。資機材や飼料代などの高騰も相まって農家は、引き続き厳しい経営を強いられている。総売り上げは3億3379万9400円だった。
2日間の平均価格は去勢が52万2370円、雌が39万4760円で昨年同月と比べるとそれぞれ3万6091円、4万6667円値下がりした。
最高価格は、去勢で90万2000円(父・福之鶴、祖父・美国桜)、雌で72万3800円(父・福之鶴、祖父・安福久)だった。
今回は、価格が大暴落した5月のセリから若干持ち直したものの平均価格は50万円を下回った。運転資金を得ようと多くの成牛が売却にかけられるなど、農家には依然として苦しい状況が続いている。
石垣島和牛改良組合の田盛英伸組合長は「先月より値下がりするという見方もあったが、若干持ち直した。最悪の事態は避けられ、首の皮一枚でつながったという感じだ。夏場はセリ値が下がる傾向にあるので、まだまだ楽観できる状況ではない」との見通しを示すとともに「厳しい情勢の中、値段をつけてくれた購買者に感謝したい」と述べた。(価格は全て税込み、速報値)
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