ユッカヌヒー(旧暦5月4日)のハーリーが…
- 2024年06月13日
- 不連続線
ユッカヌヒー(旧暦5月4日)のハーリーが去る9日に郡内各地で盛大に行われ、漁業者の伝統ハーリーや一般の職域ハーリーなどで海の安全と豊漁が祈願された▼梅雨期間中とあって、当日は晴天とはならなかったものの、日曜日と重なり各会場はにぎわったようだ▼そのハーリーが終わり、待ち遠しいのが梅雨明け。古くから「ハーリー鐘が鳴ると梅雨が明ける」と言われているだけに、期待する人も多いことだろう。梅雨明けの平年値は21日ごろだが、気象台の週間天気予報でも週明けから晴れマークが続き、いよいよ梅雨明け間近を思わせる様相だ▼今年の梅雨は、雨がシトシト降り続くのではなく、時折どしゃ降りの雨が降る荒々しい野性的な梅雨の印象。先日夜の雷を伴った雷雨には、安眠を妨げられた人も多いことだろう▼石垣島地方気象台によると、石垣島地方の去る5月21日の梅雨入りからの雨量は435・5㍉。昨年同期間の2・4倍にのぼる。市内の飲料水を担う真栄里ダムの貯水量も100%を越え、一時、心配された水不足は解消されたようだ▼石垣島地方は11日にはパイン・マンゴーゆうパックの出荷式が行われ、全国に夏の味覚のシーズン到来がPRされた。週明けにも予想される梅雨明けとともに、気候も果物も夏全開となりそうだ。(下野宏一)
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