夏の味覚 全国へ 八重山郵便局
- 2024年06月12日
- 社会・経済
出荷の最盛期を迎えつつある八重山の夏の味覚・パイン、マンゴーのゆうパック出荷式が11日、日本郵便㈱八重山郵便局(座波政人局長)構内で行われた。セレモニーには生産者や関係団体の代表らが出席し、県内外へPRするとともに出荷を祝った。
関係者によると今年のパインは天候に恵まれ、育成がよく出荷式が10日程早まった。マンゴーは例年並みと見られる。今年度は、昨年度より3000箱多い4万9000箱の出荷を目指している。
主催者あいさつで座波局長は「毎年、好評で、今年もすでに多くの注文をいただいている。生産者が丹精込めて育てた島産パインを自信をもってお届けしたい」と述べた。
パインの島外向けの出荷は5月上旬から始まっており、現在はゴールドバレルとハワイ種を中心に収穫し、出荷が本格化。今期の収穫は例年より2週間程度早い7月下旬ごろまで続くとみられる。
生産農家代表であいさつした「ゆうパックの会」の平安名貞市会長は「これまで30年、パインを作ってきてこれほど豊作で大玉の年はなかった。味も最高に良いので、この機会にぜひ味わってほしい」とPR。「生育が良く収穫の終わりが例年より早くなる可能性がある。早めの注文をしてほしい」と呼びかけた。
石垣市の松川英樹農政経済課長は中山義隆市長のあいさつを代読。「パイン、マンゴーが特産品として認められたのは生産農家の努力のたまもの。全国のみなさんに旬の味覚を味わってほしい」と述べた。
出荷式の冒頭には、地域の子ども会からなる子どもエイサーが登場。黒島聡大浜郵便局長と豊川雅明伊原間郵便局長の三線の演奏で「パイン音頭」を披露し、会場を盛り上げた。
出荷伝達式では、列になった関係者らが配達車両に箱詰めされたパインやマンゴーをリレーして積み込み、拍手で送り出した。
今年度の出荷目標は、パイン3万8000箱、マンゴー1万1000箱の計4万9000箱。23年度は、パインとマンゴー合わせて約4万6000箱を出荷した。
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