八重山諸島のニュース・石垣島・竹富島・西表島・新城島・小浜島・鳩間島・黒島・波照間島・与那国島

エントリー

4部門で44人合格 第48回八重山古典民謡コンクール

第48回八重山古典民謡コンクール合格者発表を見て歓喜に沸く受験者ら=9日午後、石垣市民会館中ホール

第48回八重山古典民謡コンクール合格者発表を見て歓喜に沸く受験者ら=9日午後、石垣市民会館中ホール

10月19日に発表会

 第48回八重山古典民謡コンクール(八重山毎日新聞社主催)最終日の9日午後、石垣市民会館大ホールで合格発表があり、最優秀賞5人(合格率10・6%)、優秀賞14人(同24・1%)、新人賞21人(同91・3%)、奨励普及賞4人(同100%)の4部門で計44人が合格を果たした。合格者が一堂に会した発表舞台「第48回八重山古典民謡コンクール発表会」は10月19日午後6時30分から石垣市民会館大ホールで行われる予定。

 新人賞審査終了後の午後2時30分ごろに合格者一覧が中ホールピロティに掲示され、結果を目にした受験生や師匠、家族らが一喜一憂。合格者は拍手や歓声を上げて喜びに沸いた。

 直前に行われた判定会議で、各審査委員からは▽口形をきちんとする▽中舌音を出せるように▽三線と唄のバランスを取る▽唄う姿勢は上や下を向かない▽音程に気を付ける▽歌詞の意味を理解する―などが課題として挙げられた。

 良かった点として「調弦ミスが少なかった」「高校生が伸び伸びと演奏していた」などがあった。「八重山民謡を豊かにするのは誰かという視点で審査したい」とのコメントもあった。

 また、最優秀賞の越城や優秀賞の曲全体で「リズムが早い」「どんどん早くなる」との指摘もあり、「八重山らしい唄い方を」との講評があった。

 大浜修審査委員長を始め審査委員らは教える側の強化に関しても言及。「伝承活動は、師匠の口を見ながら直に学ぶもので工工四を学ぶだけではなかなか難しい。受験生たちに正確な八重山古典民謡を伝えていくことが必要」との認識を共有した。

 合格者は次の皆さん。

 【最優秀賞】

 吉川忠男、宮城圭、南風原大征、宮根奈緒子、照屋カンナ

 【優秀賞】

 稲葉香織、深澤優希、宮良南、比嘉俊輔、髙屋李呼、吉本琉煌斗、野原佳太、天久陽仁、宮良松太、慶田花涼馬、前原心愛、嶋野哲、波平長真、藤原礼

 【新人賞】

 黃冠睿、石垣暖菜、新城直樹、渡辺功、世持沙菜、宮澤由香、新里徹、仲澤潔、吉田礼、関善則、池田理恵、浅香千宥、新里晃一郎、野底愛、岩波香織、月原万貴、石川かおり、李光福、山下知紗、王慧美、田本琉真

【奨励普及賞】

 半嶺当志、橋爪蒼大、平良虎天都、竹原快

  • タグ: 八重山古典民謡コンクール
  • ※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社八重山毎日新聞は一切の責任を負いません。

    ページ移動

    キーワード検索フォーム