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南山舎の月刊やいまに「石垣佳彦写真館」という…

 南山舎の月刊やいまに「石垣佳彦写真館」というコーナーがある。今月号は「海の男 名嘉正雄君」。イーグン(モリ)でついたミーバイを手にし、サバニを操船する姿をとらえた2枚▼海の男は筆者の叔父。筆者のイチクンチャー(いとこたち)から、叔父にとってはミィークヮンチャー(おい・めいたち)から「まそーおじー」と慕われている▼撮影日は1979年9月。現在88歳というから43歳のころ。懐かしい。小さいころから「ふどぅいーとーんやー(大きくなっているな)」「ふどぅいーとーしよ(大きくなっていることよ)」と成長を見守られ、大人になっても「めーなち、いちゅなさんさー(毎日、忙しいよな)」と激励されてきた▼ことし2月の旧十六日祭以降、会う機会がなかったので去る6日の中・西合同「わかしハーリー」に行った。西組の超長老。テント下に用意されたイスに座っていた▼レースの結果、昨年から叔父の長男がかじ取りをつとめる西組が2年連続で「上がり」を勝ち取った▼叔父もこぎ手を引退後、かじ取りをしていた。長男の技術を聞くと、「じょうじやたんど(上手だったよ)」。叔父と親しい年配女性も「なかまそー、なおー(長男の名前)んかい、かなーん(かなわない)」。最大の賛辞だった。 (比嘉盛友)

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