石垣市新港地区 クルーズターミナル着工へ
- 2024年06月06日
- 政治・行政
来週にも、総事業費25億円 来年3月28日完成目指す
国内外からクルーズ船が発着する石垣市南ぬ浜町の新港地区で計画されているCIQ(税関、出入国管理、検疫所)機能を備えた「クルーズターミナル」の建設工事が来週にも本格的に始まる見通しだ。クルーズ岸壁に隣接する国有地で基礎ブイ(パイル)の打ち込み作業を行い、躯体工事や電気・機械設備に着手していく。来年3月28日の完成を目指す。総事業費は25億円余りが見込まれている。
市港湾課によると、建築工事は3工区に分かれ、2工区分まで契約が完了した。
基礎工事の1工区は5億2580万円、柱や梁を整備する2工区は3億800万円でそれぞれ契約した。いずれも工期はことし10月末。
膜屋根などを整備する3工区はことし5月22日の入札が不調だったため、仕切り直して今月17日に再度行う。予定価格は約12億9千万円。
総事業費は現時点で25億6千万円。建物の延べ床面積6398平方㍍(1階・4324平方㍍、2階・2074平方㍍)。1階に検疫・入国審査・税関・エントランスを整備。2階は機械類を設置。
クルーズ船CIQ施設整備は以前から計画があったが、20万㌧級クルーズ船の寄港に合わせて2018年度に見直しを行った。当初は2020年度の完成を目指していたが、新型コロナウイルスの流行で中断していた。
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