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創立60周年の節目祝う 竹富老人クラブ松竹会

竹富老人クラブ松竹会の創立60周年に出席した会員や公民館関係者ら=2日午後、まちなみ館

竹富老人クラブ松竹会の創立60周年に出席した会員や公民館関係者ら=2日午後、まちなみ館

88歳以上の会員に「すでぃがふ賞」

 【竹富】竹富老人クラブ松竹会(野原吉雄会長、74人)の創立60周年記念式典・祝賀会が2日午後、竹富島まちなみ館で盛大に開かれ、島と同会のさらなる繁栄を誓った。88歳以上の会員21人に、これまでの功績をたたえる「すでぃがふ賞」を贈呈した。

 同会は1962年に創立。当時、島は過疎化が進んでいた。部落会長を務めていた野原会長の父・安雄さん(享年84)が、島の活性を取り戻したいと考え、長老の故・前野長用さんに各支会にあった長老会組織を一つに統一できないか相談したところ、同年12月18日に70人で竹富老人クラブを結成したという。60周年の節目は2022年に迎えたが、コロナ禍のため式典・祝賀会はことしにずらした。

 歴代会長は初代・前野長用さん、二代目・高那石吉さん、三代目・高那三郎さん、四代目・阿佐伊孫良さん。2014年から野原さんがそれぞれ務めている。

 式典で野原会長は「私たちにとって人と人との〝心の通い愛〟は大切。長寿の竹富島の名を今後とも発展させよう」とあいさつ。ことし8月には記念誌を発刊することも報告した。

 老人会によると「すでぃがふ」は、生まれてきて良かったという方言。すでぃがふ賞を受けた野原行雄さん(100)は「皆さんのおかげで、健康で楽しく過ごすことができている」と感謝。ことしマンダラーを迎えた高那末子さん(97)は「老人会で月に1度の集まりを楽しむことができてうれしい」と話した。

 式典では前泊正人竹富町長、石垣在竹富郷友会・高那喜久治会長、新田長男竹富公民館長の祝辞、祝賀会は老人クラブ、仲筋婦人、西婦人会、東婦人会らの舞踊などが披露された。

 すでぃがふ賞の受賞者は次の皆さん(敬称略)

 ▽106歳=赤山喜介▽100歳=富本定、野原行雄▽99歳=島仲ナミ▽97歳=上勢頭達子、高那末子、野原浪子▽96歳=安田弘康、松竹昇助▽95歳=前本隆一、内盛邦子▽93歳=大山砂子▽92歳=内盛正子▽90歳=幸本宏助、松竹美智江、大山満里子、西盛芳▽89歳=萬木国雄、内盛總子▽88歳=友利国男、大山祐達

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