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八重山地方は、6月に入ると梅雨明けとともに…

 八重山地方は、6月に入ると梅雨明けとともに夏本番へと突入する。そして中旬には夏の果実としてパインアップルと人気を二分するマンゴーの収穫の時期を迎える▼そのマンゴーだが、こと民家の庭先などに植えられている露地物は、豊作の様相で、重そうな果実がたくさんぶら下がっている木をよく見かける。家主も収穫を楽しみにしていることだろう▼マンゴーの木は筆者の実家にもある。いつ頃植えられたのか記憶にないが、樹高が4㍍を越える大木だ。その木が今年は、例年になく多くの実を付け、先日、袋掛け作業を行った▼といっても、実がついている場所はほぼ2㍍以上の高さ。脚立を使い、手が届く実に袋をかぶせたが、還暦を過ぎた身に脚立の上に立っての作業は恐怖。若者と違い落下イコール骨折の心配があるだけに、木の上の方の実は諦め、狙っているカラスのエサとすることに▼露地のマンゴーは、天候に大きく左右される。今年は春先の開花期に比較的天気が良かったことで、うまく着果し、順調に育ってきたのだろう▼問題はこれからだ。台風が来ようものなら1日でほぼ全ての実が落下。収穫の楽しみが夢と化す。過去に何度も味わった苦い経験だ。今年こそは無事に収穫を終えるまでは台風接近が無いことを祈る。(下野宏一)

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