JA八重山 一期米すべて1等 新米検査650㌧出荷見込む
収穫が始まっている超早場米「ひとめぼれ」の出荷を前にJA八重山地区ライスセンターで27日、今期初の新米検査が関係者に見守られながら行われた。袋詰めされた米袋から抽出したサンプルの形質、水分、色などを調べた結果、すべて1等米と認定された。今期の1期米は、石垣島と西表島合わせて昨年より約30㌧少ない650㌧の出荷が見込まれている。
一期米は日本一早く食べられる超早場米として5月中旬ごろから石垣島と西表島で収穫がスタート。同センターでは17日から荷受けが始まり、26日までに搬入された石垣島産の米60㌧のうち約10㌧を検査した。
搬入された米は、同センターでもみすりや乾燥などの処理が行われた後、玄米として袋詰めされる。
島内での販売は31日午前9時からJAファーマーズマーケットゆらてぃく市場で先行して行われる。沖縄本島への初荷は6月12日ごろが見込まれ、昨年より1週間以上早い出荷を予定している。
2月から3月にかけて気温の寒暖差がある厳しい条件だったが、4月に入ってからは十分な日照時間があり、作柄や品質は全体的に良好だという。
梅雨入り後、天気の悪いの日が続くが、雨の合間に収穫が進められ、6月中旬日ごろ搬入のピーク迎えるものと見られる。石垣島で500㌧、西表島で150㌧が見込まれている。
新米検査行った八重山地区営農振興センターの田盛芳氏は「超早場米のおいしい米の出荷が間もなく始まる。全国一早い石垣島と西表島の米を手に取って味わってほしい」と呼びかけた。
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