八重山毎日新聞社

　深夜、羽音で目覚め点灯したらシロアリが群れていた。殺虫剤を噴霧した。寝室に二つあるベッドと床に落ちうごめいている。死んでいるものも。掃除機をフル稼働、吸わせた▼例年にない群れ、ひょっとして家のどこかに白アリの巣があるのでは。翌朝から屋敷中の巣探しに努めた。段ボールを好むと聞いていたので作業室と倉庫のガムテープで閉じ積み上げてある段ボール箱を開けてみた。中の新聞や古本、ＬＰレコードケースなどが虫食い状態に▼賢いシロアリは床に接した底から忍び込み腹いっぱいになったら、上ではなく横へ移動し人間に見つからないようじっとしている。人が箱を開け中のものを触って初めて幼虫は動き出し羽化した成虫は夜中に舞い上がり家の人を驚かす▼築40余年になるわが家、こうなる前に駆除と予防処理を業者にお願いすべきだったと猛省。今はともかく被害の拡大を抑えなくては▼知り合いの建築業者にシロアリ業者を推薦してもらった。教えてもらった会社に電話したら転送でつながったが、今は小浜島で処理作業中、明日、あさっては西表島での処理、お訪ねできるのは来週になるとのこと。稼ぎ時に急かしてすみません▼それまでに巣の当たりをつけておかなくては。梅雨時です、お宅は大丈夫ですか。段ボール要注意。（仲間清隆）