戦争ない世界へ平和行進
- 2024年05月16日
- 地域・教育
沖縄が日本本土に復帰して52年にあたる15日、石垣市内で「復帰52年5・15平和行進」(同八重山地区実行委員会主催)があり、各労働組合の代表や一般市民ら約50人が参加し、八重山へのミサイル配備反対などを訴えた。午後6時からは新栄公園で「5・15平和とくらしを守る八重山地区集会」も開かれ、基地のない沖縄、平和な世界、戦争のない世界を目指しまい進することを宣言した。
平和行進は、午後2時に新栄公園を発着点に、730交差点~真栄里公園~平得北交差点~大川公民館~新川交差点~JA交差点などを回る9・4㌔のコース。
50年以上も前に米国の統治下で県民は国民主権、基本的人権の尊重、平和主義を掲げる日本国憲法の庇護を求め、復帰を強く訴えてきた。平和行進は復帰記念日に、現在の暮らしを見つめ直し、八重山の住民たちが置かれている状況を共に考える機会とすることを目的に実施。
行進団は「八重山へのミサイル配備反対」「米軍基地を撤去せよ」「日米地位協定を改定」「政府は県民の意思を尊重せよ」「基地のない平和な沖縄をつくるぞ」とシュプレヒコールで拳を突き上げた。
52年前、復帰闘争を熱心にしていた80代男性は「台湾有事」を念頭に進む八重山での日米軍事一体化について「最初からはっきり言わずに、自衛隊基地ができたら米軍が入ってきて、今後は基地も拡大される。こんな住民を愚弄したやり方では、住民の理解は得られない」と糾弾。50代女性は「5・15と聞いて沖縄の復帰を連想できるのは私たちぐらいの世代までかもしれない。行進に参加して改めて復帰の意義を考えたい」と話した。
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