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町民も無制限で相談可能に

保健・医療などに関する包括連携協定書を手にする前泊町長(中)と㈱ノーススターオペレーション部門の森真也香部長ら=14日午前、竹富町役場

保健・医療などに関する包括連携協定書を手にする前泊町長(中)と㈱ノーススターオペレーション部門の森真也香部長ら=14日午前、竹富町役場

竹富町「キッズドクター」と協定締結

 竹富町は14日、スマホから利用できる健康相談・オンライン診療アプリ「キッズドクター」を提供している㈱ノーススター(田北浩大社長、東京都)と包括連携協定を締結した。町民が町公式ラインから同アプリを入手すれば、夜間の子どもの体調不良時などに何回でも無料で看護師による相談サービスを受けられるようになった。石垣市もことし1月に同社と締結しており、町が全国で2例目となる。

 キッズドクターは、全国どこからでも夜間や土日に医師・看護師とつながり、相談や診療を受けることができるサービス。健康相談はチャットで行うもので無料。平日午後6時から同11時までの受け付け。通常だと3カ月で3回までの上限があるが、石垣市民と同様に町民も回数に制限なく相談することができる。同社によると、市では800世帯が同アプリをダウンロードしている。

 看護師相談から医師によるオンライン診療につなげることもでき、この場合は子ども医療費助成など保険が適用される。オンライン診療は土・日・祝日にも対応している。

 町内の診療所は6カ所あるが、基本的に医師1人、看護師1人で運営されており、土・日・祝日と平日午後5時以降は診療時間外。時間外の急患受診は119番で連絡し、緊急を要すると判断された場合は診療医師が対応している。県が小児保護者向けの電話相談窓口「♯8000」を設置しているが、需要が多くてつながりにくい状況があるという。

 町役場内で行われた調印式で前泊正人町長は「町民が安心して暮らせる一助となり、子育て世帯の不安解消につながる。医師・看護師の負担も軽減できる」と期待。田北社長は「私自身、3人の子どもを育てる親として、突然の子どもの体調不良で困るという体験を重ねてきており、同様の悩みを持つ親御さんの不安を少しでも取り除くことができれば」とメッセージを寄せた。

 チャット健康相談を回数制限なしで利用ができる同アプリの入手は竹富町公式ラインから。

  • タグ: 竹富町キッズドクター
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