「黒糖の日」 八重山の黒糖味わって
- 2024年05月11日
- 地域・教育
できたばかりの黒糖を試食し、笑顔を見せる来店客ら=10日午前、ファーマーズマーケットやえやま「ゆらてぃく市場」
黒糖作りの実演会では訪れた人たちが興味深そうに見学した=10日午前、ファーマーズマーケットやえやま「ゆらてぃく市場」
「黒糖の日」の5月10日、八重山地区糖業技術研究会(鈴木直人会長)は黒糖の消費拡大に向けた取り組みの一環としてJAファーマーズマーケットやえやま「ゆらてぃく市場」で、郡内4含蜜糖工場で生産された黒糖の試食会や黒糖づくりの実演、黒糖加工食品の展示販売などのイベントを行った。開会セレモニーのあいさつで鈴木会長は「この機会にぜひおいしい八重山の黒糖を味わってほしい」と郡内4工場で生産される黒糖をPRした。
会場では西表島や小浜島、波照間島、与那国島で作られた黒糖の試食のほか、大きな鍋でとれたてのサトウキビのしぼり汁を煮詰めて黒糖を作る実演も行われ、できたばかりの黒糖が訪れた人たちにふるまわれた。市場の同店内では、黒糖加工品が販売され、市民や観光客らが手に取りながら品定めしていた。
東京から訪れた山本保さんと妻の夏子さんはそれぞれの島で生産された黒糖を食べ比べ。「与那国はコクがあり、西表島はあっさりしておいしい」と笑顔。
玻名城寿美さん(36)=新川=は「自宅で、おはぎやかしわ餅のあんを作るときによく使う。できたての黒糖は、普段使っているものと違うおいしさがあった」、娘の絢海ちゃん(4)は「甘くておいしい」と満足げだった。
新栄町こども園の2歳から5歳の園児約50人も訪れ、黒糖を試食。「おいしい!」「もっと食べたい」と喜んだ。
黒糖づくりの実演では、県農業研究センター石垣支所でとれたサトウキビを使用。担当者が大きな鍋に入れたしぼり汁を棒でかき混ぜながら煮詰める作業を家族連れや観光客が興味深そうに見学。できたての黒糖を口にすると「いつも食べている黒糖と全く違う」と風味豊かな味に感激した様子だった。
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