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愛鳥週間が始まった。沖縄県内では多くの野鳥が観察できるが…

 愛鳥週間が始まった。沖縄県内では多くの野鳥が観察できるが、留鳥は40種程度と多くない。一方、県内で確認される種は400種類を超える。琉球弧を中継する渡り鳥が多くを占めるのだ▼バードウオッチング人口は意外と多い。都会に珍しい鳥が現れようものなら、100人単位の人が集結。沖縄では本土では見られない鳥が渡りの時期に通過することから、春と秋には多くのバードウオッチャーが来県する▼この時期なら簡単に見られるアカショウビンでも来島者にとっては垂ぜんの的。カンムリワシは八重山の定番、日本鳥類目録改定第8版で今後、亜種から種に昇格する予定のオリイヤマガラは人気急上昇中だ▼バードウオッチングは楽しい。車や船で移動中も気楽に楽しめるし、姿が見えなくとも鳴き声でその存在を感じることができる。識別困難種の同定チャレンジも妙味だ。珍しい鳥を探して海外を飛び回る友人もいる▼先日、リュウキュウガモが石垣島に現れた(本紙7日付)。元々は県内で繁殖していたが、数十年間も生息が確認されていなかった。それがひょっこり現れたのだから鳥界は大騒ぎとなった▼明日11日は「世界渡り鳥の日」。今年はどんな出会いがあるのか楽しみだ。バードウオッチングは一生の趣味。始めるならこの時期がおすすめだ。(立松聖久)

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