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告示まで1カ月 石垣市区、無投票公算一段と

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新人、出馬模索も断念  現職2氏が立候補へ

 任期満了に伴う沖縄県議会議員選挙(6月7日告示、同16日投開票)の告示まで1カ月となった。石垣市区(定数2)では、ともに3期目を目指す県政野党の大浜一郎氏(62)=自民公認、公明推薦=と与党の次呂久成崇氏(50)=立憲、社民、共産推薦=が立候補を予定する。ほかに新人1人が出馬を模索する動きをみせていたが、6日までに断念した。2020年選挙に続き無投票の公算が一段と大きくなっている。

 現職の両氏は約1年前に出馬の意向を固め、支持者らと準備を進めてきた。それぞれ八重山の離島振興、不利性解消を最優先事項に掲げている。今回は、自衛隊や海上保安庁の航空機・艦船が利用しやすくなる「特定利用空港・港湾(特定重要拠点)指定」を巡る問題が新たに相違点として浮上している。

 大浜氏は、重要拠点に指定されることで空港や港湾といった施設整備事業の促進につながることに期待。

次呂久氏は運用などに強い懸念を示し、政府の丁寧な説明と地域の慎重な対応が必要だとしている。

 大浜氏は今月11日に後援会事務所で政策を発表、31日に市内ホテルで総決起大会を予定。八重山の各島も回っており、与那国島に7日、竹富町には今月中に全ての有人島に入る。

 次呂久氏は今月18日に後援会事務所で政策を発表し、同日夜には女性と若者の集いを開き意見交換を予定。離島回りでは与那国島、竹富町の島々に入っている。

 今月19日には八重山青年会議所主催の公開討論会で論戦を繰り広げる予定だ。

 一方、1日ごろから両氏以外に石垣市内の自営業の40代男性が「選挙で訴えたいことがある」として出馬を模索してきたが、八重山毎日新聞社の取材に6日、「断念した」と明らかにした。

準備不足などを理由に挙げた。

  • タグ: 石垣市県議選
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