憲法記念日 「武力で平和つくれない」
「武力で平和はつくれない!とりもどそう憲法いかす政治を」をテーマにした第11回憲法記念日アピール集会(平和憲法を守る八重山連絡協議会主催)が憲法記念日の3日、新栄公園「九条の碑」前広場で開かれた。8団体が参加し、スピーチやアピール文などを通して戦争放棄をうたう憲法9条の理念を確認、平和への思いを訴えた。
主催者を代表し、大濱明彦共同代表が「次世代に平和を受け継いでいけるように活動していきたい」などとあいさつした。
集会では、九条の会やえやまから新垣重雄さん、戦争マラリアを語り継ぐ会から黒島健さんがそれぞれスピーチ。新垣さんは「台湾有事と言われているが、とても世界情勢を見ていて起こるとは思わない。こういった時勢に乗らずに、平和な日本をつくる運動にまい進したい」と訴えた。
沖教組八重山支部、退職協八重山支部、新婦人石垣支部、県職員退職者会八重山支部、いのちと暮らしを守るオバーたちの会、いしがき女性9条の会が次々とスピーチやパフォーマンスなどを行った。
最後にアピールを採択。「憲法審査会では自民党の憲法改正素案が議論されており、改憲ありきの動きが急速化している。憲法が深刻な危機に直面している」と危機感を示し、「5年間で43兆円もの軍備費増強、軍備拡大など『戦争への道』を突き進むことは、平和国家である私たちの国の姿を根底から覆すもの」と指摘。
「『国防』の名のもとに住民の命や財産を奪う戦争をすることは絶対に許されない。いかなる戦争にも反対し、友好と協力関係を結び発展させることこそが重要。連帯して『改憲』を阻止することを確認する」と宣言した。
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