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県産パイン 旬入り宣言 石垣・西表

ポコットを収穫し、下葉を処理して軽トラックに積み込む盛山信範・のり子さん夫妻=2日午後、石垣市大浜牧場

ポコットを収穫し、下葉を処理して軽トラックに積み込む盛山信範・のり子さん夫妻=2日午後、石垣市大浜牧場

ポコット、ピーチ食べごろ

 石垣島、西表島で栽培されているパインアップルのうちポコット(ボゴール)とピーチ(ソフトタッチ)がおいしい時期を迎え、JAファーマーズマーケット「ゆらてぃく市場」で1日、JAおきなわや県などで組織する県農林水産物販売促進協議会(会長・前田典男JAおきなわ理事長)が県内各地に先駆けて沖縄県産パインの旬入りを宣言した。

 県内で生産されるパインのうちポコットとピーチが3月下旬から出荷が始まることから、同協議会は県内外の市場や量販店、消費者に対し旬の認知度向上と購入機会の促進を図ろうと昨年から5月1日に旬入り宣言を行っている。

 八重山ではポコット、ピーチ、ジュワリー(ハワイ種)がメインに栽培されており、石垣市パインアップル産地協議会は6月1日を「石垣島パインアップルの日」に制定している。6月1日をポコットとピーチの、7月1日をジュワリーの旬入りと位置づけ、それぞれセレモニーを行っている。

 八重山地区営農振興センターパイン生産部会(盛山信範部会長、100人)によると、昨年は78万5000玉を生産、今年は81万玉を計画する。今年は早い農家で3月中旬ごろからポコットの収穫・出荷を開始し、現在はピークを迎えている。

 盛山部会長(72)は「ことしは少雨の影響で収穫が2週間早まった。大玉傾向で味も非常に良い」と話し、旬入り宣言に「沖縄から発信して全国、外国に広がってほしい」と願った。

 旬入りセレモニーでは県農林水産部の前門尚美部長が「沖縄県が日本一のパインの産地として躍進し、新鮮でおいしいパインが全国の消費者へ届くことを祈念する」と宣言を行った。ポコットとピーチの計100食分を試食として提供した。

  • タグ: パインアップル
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