成果発表 6人優秀賞 八重農校内農ク大会
- 2024年05月03日
- 地域・教育
八重山農林高校(中村幸弘校長)の2024年度第1回校内農業クラブ発表大会が2日、同校体育館で行われ、「農業生産・農業経営」「国土保全・環境創造」「資源活用・地域振興」の三つの分野で生徒13人が学習成果を発表し、各分野から優秀賞2人が選ばれた。今後、今年度の沖縄県学校農業クラブ連盟大会(FFO大会)に派遣する代表各1人を選考する。
農業や関連教科の学習に対する理解を深めるため毎年実施している。
優秀賞計6人のうち、西波照間凜さん(アグリフード科2年)はコンビニや飲食店でのアルバイト経験から、国内で出る年間1700万㌧の食品廃棄物問題を取り上げ、液体発酵飼料への活用やフードバンクなど解決策を挙げた。食育と農業教育を合わせた「食農」を八重農から広げようと提案し「食生活を見直し、地球や環境に優しい行動を」と呼び掛けた。
全体講評で、審査員長の内間忍教諭は「地元の課題を自分の経験を通して語った意見が多く良かった。調べたことをまとめるのは良いが、自分の言葉を入れるともっと良くなる」と述べた。
また、スローガン部門でも優秀賞2人が選ばれた。各分野、スローガンの優秀賞は次の通り(敬称略)。
▽分野Ⅰ類 農業生産・農業経営=田盛悠祐(3年)「繁殖農家」▽東嘉弥真吉兵(1年)「夢実現のために」
▽分野Ⅱ類 国土保全・環境創造=高江洲珠凜(3年)「今地球のためにできることは何だろう」▽伊良部哲大(2年)「破壊されていく自然を守るには」
▽分野Ⅲ類 資源活用・地域振興=白玉理音(3年)「命の価値」▽西波照間凜(2年)「捨てられる農産物や食品をみて考えたこと」
▽スローガン部門=山田陽彩(2年)「自然豊かなやんばるで 未来に響かせ 島人の思い」▽美差苺香(同)「エイサーのように力強く 気高き琉球の農ク魂を響かせろ」
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