「いばるまこども園」設計終了 石垣市教委
- 2024年05月02日
- 政治・行政
石垣市教育委員会の定例会が4月25日午後、市役所2階大会議室3で開かれ、幼稚園やこども園の設置・廃止に関する議案など7件が承認された。2026年4月に伊原間中学校プール横の高台で開園予定の仮称「いばるまこども園」は23年度に実施設計が終了し、完成イメージが示された。今年度と来年度で建築工事を行う。
同園は定員50人。1階に0~5歳児の保育室や多目的室、事務室があり、2階には屋内遊戯室や子育ての悩みを相談する地域子育て支援室などが配置される。屋外は芝生で、食育教育のための菜園畑も設けられる。
まきらこども園は、地域内に保育施設が多く整備されたため段階的に新規の受け入れを停止。今年度は5歳児のみの受け入れを行っており、来年度に廃止される。みやまえ幼稚園についても、こども園の整備の進展や施設の老朽化から今年度で閉園する。
今年度の「市教委教育主要施策体系」では、教育委員から「スマムニ教育」の進展や不登校対策支援に関する事業を求める意見があった。
委員からの「地域と連携して一歩踏み込んだスマムニの事業はできないか」との提案に担当課長は「中学校国語では伝統に基づいた授業で島言葉読本を活用している。ただ、島内の地域性の高い方言には対応していない」と説明。委員は「入門書事業などに取り組んでもらえたら」と要望した。
不登校支援では、あやぱに学級やスクールライフサポーター(SLS)制度が導入されているが、委員の一人は「電話相談を受けているが、そのいずれにも属していない子も多い。ホットラインでつなげられないか」と提起した。
ほかに教育長職務代理者を南和秀氏に指名する案も承認された。南氏は5年間務めた金城綾子氏に代わり、今年度から代理者を務める。市社会教育委員の委嘱についても承認された。今年度の社会教育委員は長嶺康茂、川平孝子、島仲信秀、南風野三枝子、宮良勝也の各氏。
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