発行して一日たてば「旧聞」だのやゆされる新聞だが…
- 2024年05月01日
- 不連続線
発行して一日たてば「旧聞」だのやゆされる新聞だが、実は意外と役に立つ。バックナンバーを読むと何年も前のできごとをさかのぼれ、当時の世相をふり返られる歴史書にもなる▼例えばこの数年間の大型連休がどうだったか知りたいなら、図書館で当時の新聞を調べてみるといい。本紙の場合、連休初日の記事はたいてい紙面で大きく扱っている▼見出しだけ紹介すると、昨年2023年は「ゴールデンウイーク突入」、22年「GW初日、観光客続々」、21年「緊宣下GWスタート」、20年「大型連休静かにスタート」、19年「10連休のGWスタート」とある。なお、ことしの見出しは「GWがスタート」となった▼20年の大型連休が静かに始まった理由は(ご存じの通り)世界中で流行した新型コロナウイルスが流行した最初の年だったから。コロナ禍は最近のできごとだが、何十年もたてば、なぜ「静かにスタート」したのか簡単に思い出せまい▼さて、最大10連休となったGWも折り返し地点に差し掛かる。観光客の皆さんは海のレジャー、山でのトレッキングなどを満喫していることでしょう▼ただ、どれだけ楽しくても油断は禁物。レンタカーや海の事故、山での遭難は毎年のようにある。体調とも相談しながら八重山観光の思い出をつくってほしい。(玉津盛昭)
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