「お金がどんどんなくなる」「台湾の物価って…
- 2024年04月29日
- 不連続線
「お金がどんどんなくなる」「台湾の物価って、こんなに高かったっけ」。ことしに入って沖縄の知人が何人か台湾へ旅行に来た。旅は楽しいが、ふとした時に、こぼしたり、目を丸くしたりする。円安は、台湾元との間でも進行中だ▼海外で買い物をする時、日本円に換算して高いか安いかを考える人は少なくないだろう。筆者も例外ではない▼原稿を書くためによく利用する近所のカフェ。同じコーヒーを頼み、同じ値段を払っても、日本円に換算して帳簿に付けてみると、じりじりと値上がりしていることがわかる▼筆者が新北市内に借りているワンルームは、2016年の契約時には月額8100元だったが、7年後に8400元になった。3%程度の値上げである。同じ時期に日本円は台湾元に対して3割ほど値下がりした。家賃を日本円に換算してみると、1万4000円ほど値上がりとなり、ほぼ4万円となった▼もっとも、高いばかりではない。バスの初乗り運賃は台北市内では15元だ。70円に満たない。かなり安いといえるだろう▼石垣島から那覇に出て、県庁の辺りまで行くとする。那覇空港からの運賃はバスでもモノレールでも200円を超える。都内でも百円玉1個では乗れない。日本の物価はリーズナブルなのか、そうでもないのか。(松田良孝)
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