スクールバス引き継ぎ 八重山特別支援学校
- 2024年04月19日
- 地域・教育
15年間使用したスクールバス(右)と新しいスクールバスの間で笑顔を見せる八重山特別支援学校の子どもたち=18日午前、東運輸本社営業所
新しいスクールバスには八特支の児童生徒らが描いた、かわいらしい絵も添えられている
八重山特別支援学校(稲田洋一校長、児童生徒64人)のスクールバス引き継ぎ式が18日午前、東運輸㈱本社営業所で行われ、約15年間使用したバスに感謝するとともに新しいスクールバスを出迎えた。新しいバスのナンバープレートには同校を表す「8109(ハチトク)」が採用され、車体には児童生徒が描いたアンガマや弥勒、動物などがちりばめられるなどオリジナリティーあふれるバスに。式では試乗も行われ、新しいバスに期待をふくらませた。
同校の小学部から高等部までの26人がスクールバスを通学に利用している。この日は、利用する生徒や生徒会の役員ら計6人が代表して引き継ぎ式に参加した。出席者全員で安全祈願をした後、車体に酒を流して清めた。15年間使用したバスに乗って最後の別れを告げたあと、新しいバスにも試乗した。
稲田校長は「安全で快適に学校やさまざまな目的地まで連れて行ってくれてありがとう。新しいバスとも、みんなで大切に楽しく運行を支えていきたい。スクールバス・東運輸と一緒になって安心安全に心掛けていきたい」と述べた。
営業総務部取締役の日笠利昭氏は「2008年に導入。みなさんの先輩たちもこのバスに乗って愛着のあるバスだと思う。地球4周にあたる16万㌔を走行した。安全に運行できてほっとしている。新しいバスも安全運転で元気に石垣島を走ってほしい」と期待した。
同校の生徒会にあたる「あおぞら会」副会長の前底龍斗さん(16)=高等部2年=は「市役所での販売会や校外学習などたくさんの場所に行って学習できたのはバスと運転手さんのおかげ。朝早くから安全に気を配り、目的地と学校を往復してくれた」と感謝した。
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