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都会でも田舎でも少子化は同様で由緒ある…

 都会でも田舎でも少子化は同様で由緒ある学校が将来の入学児が見込めないなどの理由で近隣の学校へ統合、または閉校の憂き目にあっている▼一方で閉校になった都心の学校施設を街おこしの起爆剤にしようと管理を請け負い、店舗に改装、元手はないが多彩な才能、技能を持つ若者に貸して多くの客を呼びこみ、にぎわいを創出している事例もある▼先日の宮古毎日新聞には医療系大学の誘致開学で旧中学校の敷地施設がキャンパスとして利活用され、このほど学生寮の内覧会が催されたとの記事が載っていた。県外の若者が入寮するという▼人口減が進む離島にとっては、若者の移入は特筆歓迎すべきこと、彼らが地元の住民と交わり島の発展に寄与してくれることを願いたい▼さて今年閉校になった西表島の古見小、石垣島の平久保小、どちらも移住者の多い地域で焼き物、手工芸品、加工食品などで注目を集めている人も。この機に学校を利活用した世果報市(特産品市場)を開いてみたらどうだろう▼伝統芸能をたしなみ民具づくりのできる長老も引っ張り出し長雨の日などは修学旅行や家族、団体、個人旅行者を対象に体育館で獅子舞、旗頭、民謡、舞踊、民具づくりの有料体験会を開くのもいい。夜は下がり花鑑賞、合わせた星空観測ツアーもお勧め。(仲間清隆)

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