子どもが少年野球を始めたとする。初期費用は…
- 2024年03月27日
- 不連続線
子どもが少年野球を始めたとする。初期費用はユニホーム2万円、スパイク5千円、グローブ7千円。守備位置が変わったり、体が成長すると買い替える。高校では大会派遣に加え県外遠征もある。子ども一人に小中高で100万円以上かかる▼これは知人の体験談だが、野球はなにかと道具をそろえる必要があり、ほかの競技と比べてお金がかかる。甲子園を目指す高校野球ともなればなおさら▼その高校野球は、春季大会から低反発の新基準バットを導入し、打者の長打が減りつつある。実際に八重山3高校の長打率も、昨年の秋大会から下がっている▼さて、センバツ甲子園大会に目を向けると木製バットの選手が登場、話題を集めている。いろいろと記事を読むと木のバットを使う理由として「金属より飛ぶ」とあった▼木製バットをちゃんと使おうと思ったら、先を見すえてオーダーメイドが必要。試合で折れる可能性もあるから、常に3本持つ。木製バットが甲子園で結果を残すとブームが起こりそう。親は子の成長に合わせて道具を買いそろえ、派遣や遠征費を払って、さらに木製バットも買うことになる▼お金がかかる競技「野球」。これに拍車がかからないか気になる。なお、木製バットを使う青森山田の試合は、きょう午前11時にプレイボール。(玉津盛昭)
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