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高校1年生で英検1級に合格したと聞いて…

 高校1年生で英検1級に合格したと聞いて、おそらく身内に英語を母語とする人がいたり、あるいは英語圏で生活した体験があったりしたんだろうなと思っていたが、取材に行くとまったく違った。記事はきょうの8面に掲載されている▼八重高1年の西原智章さんは学校での授業と家庭での英語力を磨いてきた。中学2年のときに3級、同3年のときに準2級と2級をクリア。高校入学後に準1級、1級に立て続けに合格した。準1級は2回目の挑戦で突破したが、1級は一発でものにした▼1級は大学上級レベルで合格率は10%以下と言われ、10人に1人しか合格できない超難関である▼2次試験は、幅広い分野からいくつかトピックが出題され、この中から一つを選択して2分間の2スピーチを行い、面接官から質問を受けて答えるもの▼英語力だけでなく、社会問題の知識も求められる。西原さんは「エネルギーの自給自足」について語った。太陽光や風力、水力などの自然エネルギーの必要性を訴え、技術的にも可能であると強調したという▼どうやって学ぶ意欲を維持しているのか。「モチベーションを保つために英語の映画を見たり、英語の歌を聴いたりしている。そうすると学ぶのが楽しくなるので役に立つと思う」とアドバイス。(比嘉盛友)

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