八重山諸島のニュース・石垣島・竹富島・西表島・新城島・小浜島・鳩間島・黒島・波照間島・与那国島

エントリー

「祖納港に出入国施設」 糸数町長、国に要請考え

40369.jpg

ミサイル用地 25年度取得 与那国議会一般質問

 【与那国】3月定例与那国町議会(崎元俊男議長)の一般質問2日目は19日、田里千代基、阪口源太、杉本英貴、与那原繁の4氏が登壇した。祖納港の整備について、糸数健一町長は「しっかりと出入国審査ができるターミナル施設を造ってほしいと、近く国へ文書で要請を上げる」と明かした。杉本氏への答弁。

 ミサイル部隊配備に向けた用地取得について、寺村有美恵教育長は「沖縄防衛局から25年度に取得できる見込みとの話があった」と説明。田里氏は予定地に埋蔵文化財の「伝サガムトゥ村遺跡」が含まれていることから、保存方法の検討に入るよう要望した。

 国の重要拠点空港・港湾の候補に挙がっている比川港湾の建設について、寺村教育長は「十分な議論がないまま、なし崩し的に整備が進むことに懸念がある。住民・行政・専門家など幅広い立場から議論を聞いていきたい」との立場を示した。田里氏は「環境アセスだけでなく町独自の調査も行い、第三者機関を設けるべきだ」とした。

 公園整備について、田島忠幸企画財政課長は「ベースの基本調査で祖納、久部良、比川の3カ所を既に検討した。多目的機能にして一括交付金の8割補助を活用し、3年度計画をめどに事業を進めていきたい」と説明。杉本氏は「子どものちょっとした遊び場やお年寄りの憩いの場としてぜひ部落内につくってほしい」と念を押した。

 観光客の受け入れ態勢強化に関し、阪口氏は「現在閉業しているアイランドホテルを購入したい人がいないのであれば、町で買い上げてホテルや住宅として活用していくのはどうか」とし、田島課長は「行政が活用する場合は、民間の力を活用した形でやるのが望ましい」と答弁した。

 与那原氏は、石垣市でもカジキ釣り大会が始まることから「35回の歴史があるなかで石垣の方がたくさん釣れるとなったらどうかと思う。釣れる時期にずらして開催したらどうか」と提案。田島課長は「来年度以降に可能性を探っていきたい」との答弁にとどめた。

  • タグ: 与那国議会一般質問
  • ※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社八重山毎日新聞は一切の責任を負いません。

    関連するニュース

    • 関連するニュースはありません。

    ページ移動

    キーワード検索フォーム