八重山毎日新聞社

　全国で一足早く夏の到来を告げる「日本最南端！八重山の海びらき2024in石垣島」（八重山ビジターズビューロー主催）が16日、石垣市の南ぬ浜町海浜緑地（人工ビーチ）で開催された。イベントには地元の子どもたちや観光客ら約1200人（主催者発表）が集まり、初泳ぎを楽しんだ。（3面に写真特集）

　午前8時半、石垣幸子神司や関係者らが海に向かって海びらき祈願を行い、オープニングで八重山農林高校郷土芸能部が伝統舞踊を披露。八島小学校の6年生児童会が「ここから始まる石垣島の夏。安全に楽しく過ごせることを南ぬ浜町ビーチから海開きを宣言します」と海びらき宣言。オープニングテープカットの合図で子どもらが一斉に海に入った。

　同日は朝から青空が広がり、オープニングイベント時の海水温は22度と少し冷たかったが、気温は25度を超え夏日となった。

　訪れた人たちは、海水をかけあったり、海中に潜ったりして石垣島の海を堪能。パイナップルやみかんなどを拾い集める海上収穫祭、海に投げ込まれたボールを集めて景品と交換する海上宝さがし、石垣海洋少年団＆石垣ジュニアヨットクラブのセーリング体験なども大人気だった。

　ビーチでは、初めてとなるビーチアルティメット体験も実施。石垣島スポーツコミッション（石垣島アスリートカヤパニーシャ）が競技の魅力を伝えた。

　ミニライブ、勇壮な演舞などのステージパフォーマンス、Ｔシャツデザインコンテスト表彰式、第44代ミス八重山の福地さくらさん（25）、花城美海さん（24）の発表もあった。

　姉や友人と初泳ぎをした大谷ひなたさん（8）＝登野城＝は「宝さがしでお菓子をもらえてうれしい。ことしはおばーちゃんとねーねーとたくさん海に行きたい」と笑顔。

　娘の美心ちゃん（4）と海水浴を楽しんだ比嘉良征さん（34）＝登野城＝は「娘も海に入れる年齢になったのでとても楽しい」と話した。

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