米駆逐艦が出港 石垣港
反対市民ら岸壁で抗議
11日から石垣港検疫錨地に停泊していたイージスシステム搭載の米海軍ミサイル駆逐艦「ラファエル・ペラルタ」(排水量約9500㌧、全長155㍍、乗組員約300人)が13日午前9時半ごろ、出港した。南ぬ浜町新港クルーズ岸壁ではバリケードが撤去され、寄港に反対する市民が「戦争につながる全ての軍事基地を拒否する」と横断幕を広げて抗議した。(9面に関連)
補給と乗組員の休養目的に通常寄港した同艦船。沖縄県によると、県内の民間港に米海軍ミサイル駆逐艦が入港するのは石垣港が初めて。石垣は2009年4月、23年9月にも米海軍掃海艦が寄港している。
11日には、寄港に反対する市民ら約50人が、バリケードの入り口でバスに乗車した米兵らに「ゴーホーム」と、横須賀基地に帰るよう訴えた。県警機動隊約20人も待機しており、抗議行動する人たちを静止した。
13日は数人の市民が同クルーズ岸壁で出港を見届けた。
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