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「耳の日」に手話発表会 碧の会

手話スピーチコンテストで手や指、口の動きを使って意味を伝える参加者=3日午後、チャレンジ石垣島

手話スピーチコンテストで手や指、口の動きを使って意味を伝える参加者=3日午後、チャレンジ石垣島

ろう者・聴覚障がい者・健聴者が交流

 3月3日「耳の日」に合わせて石垣手話サークル碧の会(西村亜希子会長、約40人)は同日、ろう者や聴覚障がい者、健聴者が気軽に交流できるイベント「手話で発表会」を石垣市内で開催した。手話を習って日が浅い市民の手話スピーチコンテストや子どもたちも楽しめる手話クイズ・ゲームなどを実施。参加者50人が互いにコミュニケーション方法を学んだ。

 手話は、視覚情報を伝達手段とする言語で、聴覚障がい者や発音・発語障がい者がとるコミュニケーションの方法。手や指だけでなく、表情、口の動きなども使って意味を表現する。石垣市も手話言語条例を2019年4月から施行させている。

 スピーチコンテストでは、手話歴3年未満の10人が渾身のスピーチ。発表のテーマは自由で日々の出来事、手話を始めようと思ったきっかけ、相手に気持ちを伝える難しさ、石垣島でかなえたい夢などを表現した。最後に誰の手話が伝わりやすかったか、来場者が投票し結果発表をした。

 また、トーク会では、八重山出身のろう者が石垣市内の北城ろう学校八重山分校や普通学校、沖縄本島のろう学校に通った子ども時代について話し合った。手話が浸透していなかったころは、口の動きを見て言葉を理解することが主流で苦労話も紹介された。

 風しんによる聴覚障がい者親の会の細工忠郎さんもゲストとして登場。八重山の特別支援学校で聴覚障がいをもつ子どもたちが学習できる体制づくり活動について報告した。

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