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市民総合文化祭が開幕 舞台の部で12演目披露

フィナーレに弥勒節を歌う出演者と石垣市文化協会の皆さん=2日夜、石垣市民会館大ホール

フィナーレに弥勒節を歌う出演者と石垣市文化協会の皆さん=2日夜、石垣市民会館大ホール

 第26回石垣市民総合文化祭(石垣市文化協会主催)の舞台の部が2日夕、石垣市民会館大ホールで開かれた。三線や箏、太鼓、民俗舞踊、武道、すまむになど12演目を披露。聴衆から拍手喝采を浴びた。展示の部も2日から市民会館中ホールと展示ホールでスタート。3日も午前10時から開催されるほか、4日午後6時からはサンシン大合奏会も石垣市総合体育館メインアリーナで開催される。(8面に関連)

 舞台の部は、八重山古典民謡保存会による「鷲ぬ鳥節」と「赤馬節」で幕開け。石垣女声コーラスあかようらは「夕焼け雲にはうたがある」「帰り舟」の2曲で伸びやかな歌声を披露した。

 綾羽の会新城知子稽古場は「鳩間節二題」を舞踊で披露、屋比久流八重山挙法王道会総本部道場からは、大人に加えて少年拳士10人も迫力ある演舞を見せた。

 與那國久枝八重山の踊り稽古道場は「世果報叶い」を優雅に舞い、神谷悦子太鼓練場は「高那節」で堂々と太鼓を打ち鳴らした。

 休憩をはさんだ第二部は、「對馬節・江戸菅攪」を箏で繊細に奏で、特別出演としてすまむにの県大会に石垣市代表として出場した嵩原ひろ子さんが「アッチェーアッパーヌナラース」と題した小話を宮良方言で披露した。

 「若衆こてい節」、「高那節」(勤王流八重山伝統舞踊保存会無錆之会川井民枝舞踊道場)、「蔵ぬぱな節」(喜扇会岡山睦子舞踊研究所)と舞踊が続き、徳八琉森田太鼓保存会が「渡りざう瀧落」「鶴亀節」「鳩間節」の3曲で迫力あふれる太鼓を披露した。

 最後は全員で「弥勒節」と「やらよう節」を歌った。

 プログラム冒頭で、石垣市文化協会の新城知子会長は「昨年4年ぶりに総合文化祭を開催でき、この一年で少しずつ会員も戻ってきた。活動をお休みしていた部会の動き出しの声も聞こえ、活動の息吹を感じている。2024年度は設立30周年を迎える。先人の心を大事にしながら、今を生きる私たちの思いもしっかり織り交ぜ、今後も『継承・発展・創造・交流』の思いで志を引き継いでいきたい」と決意した。

 

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