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希望抱き440人門出 郡内3高校で卒業式

八重山農林高校の卒業式で中村幸弘校長から卒業証書を受け取る卒業生ら=1日午前、同校

八重山農林高校の卒業式で中村幸弘校長から卒業証書を受け取る卒業生ら=1日午前、同校

 県立高校の2023年度卒業式が1日、一斉に行われ、八重山高校、八重山農林高校、八重山商工高校(定時制含む)合わせて440人が学び舎を巣立った。卒業生らは保護者や教職員の祝福を一身に浴びて卒業証書を受け取り、感謝や希望を胸に新たな一歩を踏み出した。

 このうち、八重山農林高校(中村幸弘校長)は午前10時に体育館で開式。男子55人、女子34人の計89人に卒業証書が授与された。学事報告では、郷土芸能部の国立出場や文部科学大臣賞受賞の報告もあり、拍手が起こった。

 卒業生を代表し、多宇恭輔さんは「学園祭、農業祭、農業クラブ大会など時には辛くてやめたいと思うこともあったが、今では全てがいい思い出。大きな壁にぶつかった時は八重農で学んだことを思い出し、仲間と切磋琢磨して力強く前に進んでいく」と誓った。

 中村校長は「これから羽ばたく社会でもいろいろな壁が待ち構えていると思うが、農高で培った仲間とともに汗を流し、土に親しんだ経験を生かして、それぞれの目指す大人になることを願っている」と式辞。

 在校生を代表して安村太希さんが送辞。「常に私たちの一歩先を行き、下級生の手本としてリードしてくださった先輩方は、私たち在校生の憧れ。今度は先輩方に代わって八重山農林高校の伝統を受け継いでいく」と述べた。 

 PTAの新城寛樹会長も祝辞を述べた。

 卒業式後は、生徒会進行による激励会も開かれた。

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