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導入向け実証実験 竹富町、西表白浜港に設置

白浜地区で実証実験が始まったスマートコンポスト=白浜港(竹富町提供)

白浜地区で実証実験が始まったスマートコンポスト=白浜港(竹富町提供)

衛生面向上と効率化目指す 独立型生ごみ処理機

 竹富町は、ソーラー発電で自動駆動する独立型生ごみ処理機「スマートコンポスト」の導入に向けた実証実験を1月30日から西表白浜地区で行っている。従来の処理方法で課題となっている衛生面の向上と効率的なたい肥化を目指す。

 町内の生ごみ処理は現在、各地区ごとに設置された埋め込み式のコンポストへ投入する方式がとられているが、適正に処理されずに悪臭や害虫の発生などが問題視されてきた。

 今回の実験で使用しているスマートコンポストは㈱Komham(西山すの代表取締役、本店札幌市)の製品でソーラー発電で自動駆動する独立型。生ごみの処理が得意な微生物群「コムハム」が機械内で高速分解し、通常数週間かかるたい肥化の期間を短縮できるという。同社によると1日当たり最大10㍑の処理能力がある。

 また、管理者はクラウドにアップロードされたデータから投入された生ごみの量、分解率、温室効果ガス排出削減量、バッテリー残量などを確認でき、効率的な運用が可能となる。

 スマートコンポストは白浜港港湾内屋外トイレ近くに設置されており、地区住民が共同で利用している。町によると実証期間は3月22日まで。実験データやアンケート調査結果を踏まえ、各離島への導入を検討していく。

 町民課の西波照間優課長は「ぜひ多くの方に使っていただきたい。従来のコンポストと比較し、さまざまな意見を聞かせてほしい」と利用を呼びかけている。

  • タグ: スマートコンポスト
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