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死後の世界に関しては体験者がいないので…

 死後の世界に関しては体験者がいないので想像をたくましくするしかない▼あの世の先祖のたたり払いを教義に新しい宗教を興す人たちもいる。この世での安らぎを教え導く対価に多額の献金を求め、信仰の証として高額な物品を購入させる事例も▼ともあれ、我が家のご先祖様は、後生でどうしていらっしゃるのかな。今生では旧十六日祭、盆、命日に集う際にしか、ご先祖様とのつながりを持てないが、私たち子供世代はともかく、孫や曽孫の代ではどうなるのかな▼最近は家族葬も増え49日までの週ごとに営むナンカ法要も沖縄本島では告別式のその日に前倒しで営むなどの繰り上げが目立つ。その伝で行くと希望すれば一年忌に後の3年、7年、13年、25年、33年法要を繰り上げまとめて営みたいと申し出てくる家も出てきそうな予感▼親の立場からは老後を託すことさえ難しい時代、死後の法要は先祖崇敬を忘れなければ一括もやむなしと考える人が出てくるかも。仏壇、墓の継承も子供無しや女系家庭では悩ましい▼今日は旧十六日祭、家族親族が墓前に集ういい機会なので話し合ってみよう。我が家は墓で凧をあげ、ご先祖様との恒久の縁を願う。中米のグアテマラでも死者の日は万余の人が墓地で大凧をあげ祖霊と交流し遊ぶ。悩み事は無いのかな。(仲間清隆)

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