数え25歳から97歳が集う 12年に1度の辰年合同祝賀会
- 2024年02月19日
- 地域・教育
第6回辰年生年合同祝賀会(同実行委員会主催)が18日午後、石垣市内ホテルで行われ、数え25歳から97歳カジマヤーまでの生年者が集った。97歳は漢那文江さん(新川)、豊見山キクさん(磯辺)が出席、後輩の生年者は2人の長寿にあやかって健康と多幸を願うとともに世代間で交流した。
市内で12年に1度の生年祝いを合同で行っているのは辰年生まれのみ。第6回となっていることから、60年前から始めたことに。今回も49歳を中心に61歳、37歳を加えて実行委員会を結成し、準備してきた。
実行委員長の石田好夫さん(61)は「世代間を網らした辰年生まれのイベント。ご縁と出会いを大事にし、記念行事として発展することを願う。世代間交流の輪が広がることを期待する」とあいさつ。中山義隆市長も訪れ、「合同で生年祝いをしているのは辰年生まれのみ。世代間交流ができるのは素晴らしく有意義なこと」と祝福した。
祝賀会ではカジマヤーの漢那さん、豊見山さんはひな壇に迎え、61・49・37・25歳の代表計9人が順にあやかりの杯を受けた。漢那さんの長女・与世平光子さん(76)と次女・大城マサミさんは「母は病弱だったので60歳で亡くなった父の分まで生きようと頑張ってきた。カジマヤーを迎え、各世代の生年者にお祝いされたことは感無量」と喜びをかみしめた。
73歳を代表して前実行委員長の冨村龍男さんが「この日を12年間待っていた。各世代が合同でお祝いをすることは素晴らしい文化」などと祝賀会を迎えた喜びをデンサー節に乗せて披露し、乾杯の音頭をとった。
舞台は49歳の実行委員会事務局のメンバーによる「鷲ぬ鳥節」で幕開けし、民謡ショーなどで盛り上がりをみせた。案内された年代を代表して85歳の石垣吉民さんは「元気で長生きすることは最高の宝。心のこもったお祝いをありがとう。多くの激励や余興で元気と活力をいただいた」と感謝していた。
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