来月、シュノーケリング体験会 石西礁湖サンゴ礁基金
高校生など若い世代を対象としたシュノーケリング体験会をPRする石西礁湖サンゴ礁基金の役員ら=15日午前、大濱信泉記念館
日本最大級のサンゴ礁。近年、環境汚染など衰退が見られる(石西礁湖サンゴ礁基金提供)
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石垣島と西表島の間に広がる日本最大のサンゴ礁海域「石西礁湖」で、高校生らを対象にシュノーケリング体験会が実施されることになった。石西礁湖サンゴ礁基金(鷲尾雅久理事長)が15歳から18歳の八重山在住者を対象に3月23、24の2日間、主催する。座学と現地での観察を通し、八重山のサンゴの現状を学んでもらう。
石西礁湖は近年、気候変動や赤土の流入などさまざまなかく乱要因を受けて衰退が指摘されている。このため同基金ではかつての姿を取り戻そうと保全の輪を広げる「八重山うみしまフレンドシップ」の取り組みやサンゴまつり、講演会、フォーラムなどを開催している。
今回は、シュノーケリング体験会を通して海のことやサンゴの状態を観察することで現状を知り、環境保護へ対して関心を持ってもらおうと企画した。体験会は午前、午後の合わせて4回行われ、参加は無料。ユーグレナ石垣港離島ターミナル第1会議室で座学を行った後、ボートで観察ポイントまで移動する。
同基金の大野寿一副理事長は「各学校の海洋教育の取り組みがあまり進んでいないように感じる」と体験会の意義を強調。鷲尾理事長は「体験を通して八重山の海を取り巻く現状を知ってもらい、環境保護への一歩としてもらいたい」、前田弘樹理事は「サンゴは年々減っている。若い世代の人たちに楽しみながら海の現状を知ってほしい」とそれぞれ呼びかけている。
申し込みは3月3日までにオンラインで。多数の場合は抽選となる。ウエットスーツやマスク、シュノーケルなどは主催者が準備するが、水着やサンダル、タオル、飲み物などは各自持参。
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