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先日、宮古島に行く機会があった。新型コロ…

 先日、宮古島に行く機会があった。新型コロナの流行期を挟んで6、7年ぶりの宮古島だ▼今回、初めて伊良部島まで足を伸ばした。宮古島と伊良部島に架かるのが伊良部大橋。全長は海中道路を含め4310㍍。石垣で言えば市街地から大浜集落手前ほどの距離。無料で渡れる橋としては日本一の長さだ▼橋から見える「宮古ブルー」と呼ばれる海の色が印象的。橋を渡り切った先の海岸線は、おしゃれな飲食店や小規模な宿泊施設などの建物が建ち並び、石垣島の北西部のイメージだ▼1月31日で開通から9年を迎えたようで、地域住民は「観光客が徐々に戻り、島は活気にあふれている。地域経済繁栄の大きな一助になっている」(同日付宮古毎日新聞)と、その効果を実感。計画から40年、総事業費359億円をかけ実現した宮古島の象徴のような橋だ▼宮古島にはこのほかに来間島と結ぶ「来間大橋」、池間島と結ぶ「池間大橋」の二つの橋がある。いずれの地も観光開発が進み、景観が変化する一方、島の住民にとっては医療環境を含め、生活の利便性が向上したようだ▼以前、八重山にも竹富町の各島を石垣島まで橋で結ぶ「夢の五橋」の構想があった。それが実現していれば、今の八重山の姿はどう変っていたのか。宮古島を見て考えさせられた。(下野宏一)

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