バドに情熱半世紀 競技連盟結成50周年で式典
八重山バドミントン連盟の結成50周年記念式典・祝賀会が4日夕、石垣市内のホテルで開かれ、出席した競技者、連盟関係者らが半世紀の節目を祝った。同連盟の発展に貢献した3団体、3個人に感謝状が手渡された。
同連盟は当時八重山商工高校校長だった故・金城英一氏が呼び掛け、県内各地区に先がけ1972年に結成。73年には若夏国体のバドミントン競技が石垣市で開催されたことで関心が高まり、これまで県民体育大会では男子が3連覇(75~77年)を含む5回、女子が1回(77年)優勝を果たすなど八重山郡全体の競技力も向上してきた。
現在、同連盟は年間約10大会を開催するなどジュニアからシニアまで全世代を対象とした競技普及に励んでおり、82年からは宮古島市の協会とともに先島親善大会を実施するなど、バドミントンを通じた交流を継続している。
石垣美昭会長はあいさつで「老若男女気軽に楽しめるスポーツとして愛好者も増えつつあり技術力もアップしている。八重山勢の輝かしい活躍もあった」と50年の歩みを振り返り、「指導体制強化、ジュニアの育成、派遣費負担など課題は多々あるが連盟一丸となり、競技普及、底辺拡大、技術力向上に努めていく」と決意を新たにした。
表彰では石垣会長が3団体3個人の代表に感謝状を授与。受賞者のうち、副会長を8年、第8代会長を6年務めた東盛稔さん(74)は「受賞を大変光栄に思う。スポーツには目標づくり、体力づくり、夢づくりなどたくさんの役割がある。今後も他団体と連携しながら(連盟の)目標、課題を達成できたら」と力を込めた。
八重山市町会会長の中山義隆市長、八重山郡スポーツ協会の長浜信夫会長、県バドミントン協会の湧川リエ子副会長も祝辞を述べた。
祝賀会では歴代会長のスピーチや役員らによる余興などが披露され、にぎやかに50周年を祝った。
感謝状受賞者は次の通り。(敬称略)
▽貢献団体=西表チーム▽協賛団体=国仲スポーツ、飛鳥スポーツ▽連盟功労者=国仲邦雄、福里勲、東盛稔
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