筆者は、普段から手紙やはがきをよく書く…
- 2024年02月05日
- 不連続線
筆者は、普段から手紙やはがきをよく書くほうだと思っている。年賀状も平均的な枚数より多く書いているらしい。人から「そんなに出しているのか」とよく驚かれるので、そうと推測できる▼電子メールやSNSに不慣れなわけではないと自認してもいる。紙の郵便というツールを手放したくないという思いがある▽年賀状を書く理由は何か。いただいた年賀状を一枚一枚読み返していけば、理由はいくらでも思いつく▼しかし、いちいち書いたり言ったりするのはよそう。だれかに何かで世話になった時に「ありがとう」と礼を言う理由を説明するのと同じくらいやぼだ▼年賀状のやりとりは、古風で珍しい風習になりつつある。フィルムを使って写真を撮るカメラやターンテーブルで回して掛けるレコード盤がレアものとなり、愛好家の世界に収まっていくような未来が待っているのだろうか▼「年賀状愛好家」という言葉があるそうだが、そのメンバーと呼びたくなる人がいる。毎年力作を送ってくださる知人たち。かく言う筆者も、毎年同じテーマで写真を撮り、年賀状の図案に使っている▼年賀はがきのお年玉賞品は、ことしは、いただいた年賀状4通がお年玉切手シートに当選していた。当選確率を上回る当選枚数だった。交換するのが楽しみである。(松田良孝)
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