八重山毎日新聞社

　沖縄に今年も球春が到来した。1日から県内でプロ野球チーム12球団のうち7球団がキャンプインした▼石垣市では、17年目となる千葉ロッテマリーンズが市中央運動公園野球場でキャンプを始動した。選手、監督、スタッフ総勢94人が、リーグ優勝向け一丸となり、26日までのキャンプに臨む▼1月31日発表された2024年のチームスローガンは「自分たちを超えていく。」。吉井理人監督によると「日々皆で成長していこうということ」。昨年、チームはリーグ2位。2年ぶりのＡクラスでシーズンを終了。今季にかける静かな闘志も伝わってくる▼今季キャンプでも大注目なのが佐々木朗希投手。メジャー移籍を希望していることが報じられており、来季、メジャー移籍ともなれば、国内最後のキャンプとなる可能性もあり、若き速球王から目が離せない▼今季キャンプでは、1・2軍に分けず、全体で練習に取り組む。各ポジション間の競争が激しくなり、各選手のレベルアップ、チームとしての選手層の厚さにもつながることに。見る側も楽しみだ▼地域限定公式ファンクラブ「1ＳＨＩＧＡＫＩ26」（大城文博会長）は、1日から今年の会員を募集する。ユニホームや抽選会、交流戦の割引などお得も満載。入会しチームを後押ししたいものだ。（下野宏一）