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建て替え方針検討へ 石垣市、再開発で公募型提案実施

再開発検討業務で建物の建て替えに関する具体的な方針やルールの策定などが予定されている美崎町=18日

再開発検討業務で建物の建て替えに関する具体的な方針やルールの策定などが予定されている美崎町=18日

美崎町市有地物件

 石垣市は、美崎町のまちづくり方針の策定と各種再開発手法に関する検討を行うため公募型プロポーザルを実施する。再開発に向けた準備を具体化することになる。美崎町の土地のほとんどが市有地で、地上物件の多くが築50年と老朽化していることから建物の建て替えに関する具体的な方針やルールも策定する。

 プロポーザルは今月31日まで参加表明を受け付け、各種審査を経て3月26日以降に契約を締結する予定。期間は契約から2026年3月末まで。

 建物の建て替えは一体的で魅力あるまち並みの形成・誘導を行うことが望ましいとしている。具体的な検討に当たっては建物の権利者や関係者の意向にも留意が必要としてアンケート、説明会、意見交換会などを開催する。

 美崎町の再開発を巡っては、すでに美崎町再開発構想や再開発プログラム検討業務が行われていることから、これらの成果を踏まえ、「交流の軸」の整備や道路空間を活用したにぎわい創出、交通結節点の再構築、土地の有効・高度利用の検討、ウオーターフロントゾーンのにぎわい創出などの内容と方法、事業費の見込みなどについて具体的に検討する。

 このうち交通結節点の再構築は、市街地と南ぬ浜町を新たに結ぶ臨港道路新港3号線の構想があることからユーグレナ石垣港離島ターミナルと美崎町公園(通称・大鷲公園)周辺をエリアとして位置づけており、公共交通や駐車場、公園などの再編・再配置による一体的な活用も検討。市は、バスターミナルの再編・再配置によって美崎町に新たな再開発の起点となる空間の創出を期待する。

 道路空間を活用したにぎわい創出では「歩きやすい」「歩きたくなる」「歩くのが楽しい」などウォーカブルな歩行空間の整備に向け、具体的なエリアの設定も想定する。

 こうした各種取り組みの実現に向けたロードマップ、将来像をイメージできるようなパース図も作成する。

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