八重山毎日新聞社

　新型コロナの不安が薄らいだと思えば今度は、コロナの陰に隠れていたインフルエンザが台頭している。保育所や学校などで感染者が増えているようで、中には学級閉鎖の学校もあると聞く▼不覚にも筆者も先週末にインフルエンザに感染。原稿も自宅隔離中に書いている。思い起こせば、筆者のインフルエンザ感染は、2011年1月30日以来。この日は、千葉ロッテマリーンズの石垣島での優勝パレードがあり、一大イベントの取材に行けずに悔しい思いをしたことを覚えている▼今回は去る21日の石垣島マラソン当日に本格的に発熱。現場、会社にも行けず、自宅で現場記者の書いた原稿をチェックするはめに。偶然とはいえ、不思議な巡り合わせだ▼筆者は一昨年秋にコロナも経験したが、今回のインフルの方がきつく感じられた。関節痛などは無かったが40度近い発熱があり、足元もおぼつかない状態に。病院受診のため運転した車も感覚と実際の操作にずれがあり、体調不良時に運転する危険性を実感した▼一方、新型コロナも米国や中国などで主流のオミクロン株の変異株「ＪＮ・1」が国内でも増加の兆しあり、新たな流行への警戒が高まっているという▼無料ワクチン接種期限も3月末まで。必要な人は早めに接種した方がよさそうだ。（下野宏一）